枝虫材とは

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枝虫材とは

スギノアカトラカミキリによる食害

 
建築用木材として使われる国産のスギ・ヒノキには「枝虫材」と呼ばれるものがあります。(あかね材と呼ぶ地域もあります)
これは「スギノアカネトラカミキリ」という昆虫による食害を受けた木材のことです。
以前から日本の各地でこのような食害は確認されていましたが、年々その地域は拡大し、この愛知県の奥三河地域でも多く被害が出ています。
しかし枝虫材は食害を受けていることから一般的に木材市場では流通しないため、皆さんが目にする機会はあまりありません。

スギノアカトラカミキリによる食害

 

 
建築用木材として使われる国産のスギ・ヒノキには「枝虫材」と呼ばれるものがあります。(あかね材と呼ぶ地域もあります)
これは「スギノアカネトラカミキリ」という昆虫による食害を受けた木材のことです。
以前から日本の各地でこのような食害は確認されていましたが、年々その地域は拡大し、この愛知県の奥三河地域でも多く被害が出ています。
しかし枝虫材は食害を受けていることから一般的に木材市場では流通しないため、皆さんが目にする機会はあまりありません。

枝虫材

山の資源を活用できないまま取り残される

 
それは「スギノアカネトラカミキリ」の幼虫が木部を食べた痕が食害として木材の表面に現れることで、材料としては見た目が悪かったり強度が落ちると“思われて”いるため、材料として扱ってもらえないという事情があるためです。
しかし枝虫材だからと言って一様にこれは使えませんと言っては、山の資源を活用できないまま山に取り残 されるか、伐り出したとしても安い燃料用チップにしかならず、山の所有者は利益が出ずにその後の山の管 理をすることが出来なくなるということに繋がるのです。

枝虫材

 

山の資源を活用できない
まま取り残される

 
それは「スギノアカネトラカミキリ」の幼虫が木部を食べた痕が食害として木材の表面に現れることで、材料としては見た目が悪かったり強度が落ちると“思われて”いるため、材料として扱ってもらえないという事情があるためです。
しかし枝虫材だからと言って一様にこれは使えませんと言っては、山の資源を活用できないまま山に取り残 されるか、伐り出したとしても安い燃料用チップにしかならず、山の所有者は利益が出ずにその後の山の管 理をすることが出来なくなるということに繋がるのです。

 枝虫材どうやってできる?

 
枝虫材どうやってできる?

 

 

 枝虫材どうやってできる?

 

 

枝虫材が増えてきた原因は?

 
枝虫材が増えてしまった最大の理由は、林業従事者が減り、枝打ちがされなくなってしまっていること。

枝打ちとは森の手入れの一つで、幹から生えてきた枝を切り取り除くこと。枝打ちを行うことで、節のない 綺麗な木材が取れる樹が育つので、林業にとって非常に大事な作業です。

枝打ちがされないと、スギノアカネトラカミキリの産卵に適した枯れ枝が増えてしまうため、現在のような 被害が広がっている状況となってしまいます。

(根本的に間伐などの森の手入れがされなくなっている ことも要因と言えます)

枝虫材が増えてきた
原因は?

 

 
枝虫材が増えてしまった最大の理由は、林業従事者が減り、枝打ちがされなくなってしまっていること。
枝打ちとは森の手入れの一つで、幹から生えてきた枝を切り取り除くこと。枝打ちを行うことで、節のない 綺麗な木材が取れる樹が育つので、林業にとって非常に大事な作業です。
枝打ちがされないと、スギノアカネトラカミキリの産卵に適した枯れ枝が増えてしまうため、現在のような 被害が広がっている状況となってしまいます。
(根本的に間伐などの森の手入れがされなくなっている ことも要因と言えます)

 枝虫材が出るとどうなる?

 
山から伐り出された丸太の多くは原木市場(丸太の市場)へ行き、製材所や材木屋さんに丸太のまま買われます。その中に枝虫材が入っていても丸太の状態では一見判断しづらいため、製材所など買われた先で角材や板材へとなったときに初めてわかることもあります。

一般的には枝虫の被害がある木材は製品として売れないため、市場へのクレームとなります。市場としてはクレームとなった丸太が出てきた 山のものは扱いたくありません。その結果その周辺の山(丸太)というだけで市場から敬遠され、山の所有者・林業従事者のモチベーションの低下、山が放置されることに繋がっていくことになります。
山の手入れがされなくなると、枝虫材がまた増えていくという悪循環に陥ります。

 枝虫材が出るとどうなる?

 
山から伐り出された丸太の多くは原木市場(丸太の市場)へ行き、製材所や材木屋さんに丸太のまま買われます。その中に枝虫材が入っていても丸太の状態では一見判断しづらいため、製材所など買われた先で角材や板材へとなったときに初めてわかることもあります。

一般的には枝虫の被害がある木材は製品として売れないため、市場へのクレームとなります。市場としてはクレームとなった丸太が出てきた 山のものは扱いたくありません。その結果その周辺の山(丸太)というだけで市場から敬遠され、山の所有者・林業従事者のモチベーションの低下、山が放置されることに繋がっていくことになります。
山の手入れがされなくなると、枝虫材がまた増えていくという悪循環に陥ります。

強度が落ちると思われている

なぜ枝虫材は使われない?

 
『強度が落ちると思われている』
 
虫痕が出るのは節の周辺の平面的な部分で、幹の奥までは行きません。
通常材と比べても、強度や耐腐朽性に問題がないことが試験で実証されています。

虫が後から出てきそうでキモチ悪い

『虫が後から出てきそうでキモチ悪い』
 
スギノアカネトラカミキリは幼虫として樹幹内で成長し、成虫になると樹の外へ出ていくので、木材から出てくることはまずありません。
これまで木材を加工してきた中で、実際に見たことは一度も無いので心配はいりません。

虫食い痕や変色など外観がよくない

『虫食い痕や変色など外観がよくない』
 
外観がよくないと感じるのは、人の感覚として仕方がありません。
でも普段見えないような隠れてしまう部分なら使ってもいいと思いませんか?
また見方を変えれば自然のままの表情とも言えます。工夫すれば面白い見せ方として活かせるかもしれません。

日本は国土の3分の2が森林という、森林大国です。
その中のおよそ4割が人工林というスギやヒノキなどの建築用の材料として使う目的で植えられてきた森です。
人工林で育った木々は、伐って・使って・植えて・育てていくことが、二酸化炭素の固定や水源涵養、土砂の流出・災害防止など森林の持つ多面的な機能をもっとも発揮させるためのサイクルとなります。

かつての時代と比べ利用が減ってしまった “誰かの地元の木” である国産材は、どんなものでもできる限り有効に使うことが、森林はもとより海の豊かさや私たちの暮らしをこの先の世代まで守ることに繋がるのです。

杉生はこの枝虫材の性質をより多くの皆様にご理解いただき、林業界の改善・発展のために活動しています。

枝虫材を利用した木製品